先日、3日間のイベントページのために休日出勤までして、毎日、その日に出る指示でページを作り替えるということをしました。
その日にイベントがあることは事前にわかっていたことなのにどうしてイベント当日に指示を出すのか、正直不満でした。また、他のイベントサイトをみるとだいたい、一度作ったら、あとあとまでそのままです。今回のようにタイミングによって多く書き換え・新規ページ作成が発生するような対応は、Web制作者の負荷が高い＝対価を多くもらう必要のあるような対応であり、ページの事前の計画として、良いものではなかったと思う。
お客さんが決めるべきこともあるけど、Web制作者としてアドバイス・誘導していくべき方向性というのも必要。そこの経験が経験が私に欠けていたので、お客さんばかり責められない。でも今後はもう二度とこんな無駄な運用は避けるべきだ。やるとしたら多額の費用をいただくべき。
タイミングに合わせて変えても良いかなと思う要素
事前にjQueryとかで日時によって表示を変えるようにしておくなど。もしひとつひとつそれを組むよりは当日対応しちゃったほうがいいなら、しても良いけど。
- タイムテーブルをタブ切り替えにしてた場合には、その日の予定が表（checked）にくるようにする：今回、モバイルはタブ切り替えにしてたので、そのようにしました。手で書き換えた・・・
- 申し込み締め切り時に「申し込みは締め切りましたありがとうございました」表示
- イベント終了時に「イベントは終了しましたありがとうございました」表示
事前に用意しておくべき要素
- 緊急時の周知のための、目立つリンクボタンのデザイン・配置と、リンク先となる周知用のページ：機材トラブルでライブ配信ができない、とかの緊急のお知らせの準備。ボタンは作成しておいてコメントアウトで隠しておく
- イベント終了時の「イベントは終了しましたありがとうございました」の文言。終わることはわかっているのだから、載せたいなら用意しておくべき。
タイミングによって表現を変えなくても済むように文言自体を工夫するべき要素
- 配信サイトへのリンクが日によって変わる仕組みだったが、リンクボタンを、すぎた日のは目立たない色に変え、文言も（おわりましたありがとう）的なのに変え、リンク自体も「#」に書き換えることを求められた。そんな必要あるか？？日にちが書かれてるのに間違える人いるか？？コメントアウトの嵐でソースが汚くなり、無駄にも感じて、ストレスフルだった。
- イベント後のオンデマンド配信についての周知を、日付を入れて周知しているにもかかわらず、「配信予定です」「今配信中です」のように書き換えを要求された。複数箇所あるため見落としも増える。そもそも書き換えないで良い文言で周知するべきだと思った。
弊社に依頼してくれてるお客さんであり、できる限り応えたい気持ちはもちろんあるけど、無駄を感じたり、事前にわかっていることを当日まで用意しないで、こちらに負担がかかるやり方をされると、もやもやもやと、不快感でいっぱいになってしまう。イベント運営で忙しく大変なのを見ると、「こっちで手伝えることはやってあげなきゃ」って気持ちになって、なし崩し的に終了まで駆け抜けたけれども。
私たちはWebの専門家で、お客さんはWebの専門家ではないからこそ、私たちはお金をもらってWebの仕事をしているわけだから、お客さんにWebのことをもっと理解するべき、と求めるのは違う。とは思うけど、構成組み替えるの時間必要なのに！！今すぐできると思って言ってこないでほしい。パワポみたいな感覚で好きな位置にボタンをポンっておけるわけじゃないのに～！！
たくさんのもやもや。でも、足りなかったこと含めて、いろいろ学べたいい経験になったんだと思う。
こういう経験値って、普遍的な技術もあるけど、「このお客さんのこの担当者の仕事のやり方だとこうなりがちだから、こういう対策したほうがいい、メールの返し方・返すタイミングこうしたほうがいい」みたいな、担当者に紐づく経験値という側面も、大きいよね。
タイミングによって表示変えるようなできごと
最後にこれ書いておこ。このタイミングで何ページくらい、ページを新たにつくったり、作成済ページの表示を変えるかによって見積もり額増額しますよって、最初からちゃんと言っといたほうがいいなと思った。
- イベントの申し込み開始
- イベントの申し込み延長
- イベントの申し込み締め切り
- イベント前に出すページのリリース
- イベント当日の、その日ごとの表示
- イベント最終日の表示書き換え
- 後日のオンデマンド配信についての注意のページリリース
- オンデマンド配信開始時
- オンデマンド配信終了時
- イベント当日ページを見れなくするタイミング
ブロックエディタに感謝、コメントアウトして残しておいてた自分に感謝
構成組み替えるのが手作業でしかできないとき、「そんな、言われてサッとできるものじゃないのだから～」と思っていたけど、ブロックエディタのカラムでできる範囲でこだわらずに構成つくるときは、楽だった。楽だったから、「もう～！」なんて気持ちにならずに済んだ。そうやって作った箇所も、たくさんある。
ブロックエディタじゃなかったらと思うと、地獄。
あってよかった、ブロックエディタ。
ありがとうブロックエディタ！！
あと、念のため消さずにコメントアウトや画像残してたところが、話が二転三転したのちに戻るときがあって、「残しておいてよかった～！！」と思うことも何度かあった。そのぶん、修正時にいちいち消せずにコメントアウトにしちゃうので、ソースは汚くなるけれども。
